PRESS RELEASE

2021年 フォーミュラ1 アブダビGP 決勝レース

ヤス・マリーナ・サーキットで開催されたアブダビGPで、アルファ ロメオ レーシングORLENは、アントニオ・ジョヴィナッツィとキミ・ライコネンがいずれもリタイアで戦線を離れ、悲痛な思いを胸に刻むことになりました。両ドライバーにとって当グランプリはF1にひとつのピリオドを打つ最後のレースでしたが、走行中に技術的なトラブルが発生し、早々にレースを終えることとなりました。

チームは累計13ポイントを獲得し、今シーズンを締めくくりました。チームはサーキットを離れる準備を終えたのち、週明け火曜日と水曜日にテストを実施します。新体制にて準備を整えたうえでオフシーズンを迎え、2022シーズンにより強くなってサーキットに戻ってきます。

アルファ ロメオ レーシング ORLEN代表 兼 ザウバー モータースポーツAG CEO フレデリック・ヴァスール:
「いつだって2名のドライバーがリタイアでレースを終えるのは残念だが、それが最終戦だとなおさらだ。シーズンの締めくくりとして、いい結果を残してドライバーたちを送り出してあげたかった。オフシーズンを迎えるにあたり、この1年の良かったところを2022シーズンに生かしていく必要がある。今季はパフォーマンス面で一歩前進できたのは良かったが、残念ながらそれが結果に結びつかなかったことに目を向ける必要があるだろう。大きなチャンスを逃したことやミスもあり、得られていたはずのすべてを手に入れることはできなかった。シーズンオフにやるべきことはたくさんあるが、その準備はできている。来季グリッドに並ぶときに、我々の努力の成果を見られるのを楽しみにしているよ」
キミ・ライコネン(#7):
アルファ ロメオ レーシングORLEN C41(シャシー05/フェラーリ)
決勝:リタイア
ファステストラップ:1:29.698(23周目)
ミディアム(20周)-ハード(3周-リタイア)
「今日は、望むようなレースにはならなかったが、それでも多くの人が称えてくれたのがうれしかったよ。ピットストップ後に問題が発生し、テクニカルな問題でレースを早々と切り上げることになった。それがレースだし、時に思い通りにいかないこともある。だからといって、今日の結果が自分のキャリアの見方に影響を与えることはない。普通の生活に移れるのはうれしいし、楽しみにしているよ。もちろん、長年にわたって出会った多くのすばらしい人たちと別れるのは寂しい。20年はあっという間で、いいこともあれば悪いこともあり、たくさんの思い出ができた。それらは僕のなかに生涯残り続けるだろう」
アントニオ・ジョヴィナッツィ(#99):
アルファ ロメオ レーシングORLEN C41(シャシー02/フェラーリ)
決勝:リタイア
ファステストラップ:1:29.442(33周目)
ミディアム(16周)-ハード(15周-リタイア)
「こんなかたちでシーズンを終えるのは残念だよ。シーズンを通して完走してきたのに、初めてのリタイアとなってしまった。ベッテルのような世界チャンピオンとバトルをし、いいレースができていた。マシンを降りた後は、最終ラップを楽しく観させてもらったよ。マックスとルイスのすばらしいバトルは、どちらもタイトルにふさわしいものだった。全体的に感情を揺すぶられる一日だった。キミのリタイアを目の当たりにし、チームが今日僕らにしてくれたすべてのことが心を打った。キミはすばらしい人物で、フェアなドライバーだ。F1関係者は皆、彼がF1を去ってしまうことを惜しむだろう。自分自身のこととしては、これが一時的な別れであって欲しいと思っているよ。来季はフォーミュラEに専念するけど、次のシーズンにまたF1に戻りたいと思っている。僕は自分のやってきたことや、ここで積み上げた進歩に満足しているし、できることはすべてやってきたつもりだよ」