PRESS RELEASE

2021年 フォーミュラ1 アゼルバイジャン GP 決勝レース

2戦連続でポイントを獲得

アルファ ロメオ レーシングORLENは、アゼルバイジャン・グランプリで、2戦連続となるポイント獲得に成功しました。キミ・ライコネンとアントニオ・ジョヴィナッツィは、序盤からポジションを上げていき、最終的にライコネンが10位でフィニッシュ。チームに1ポイントを持ち帰りました。

最後尾スタートとなったアントニオは、スタートに成功し、キミのすぐ後の15位までポジションを上げました。スタートからわずか2周でピットインしてハードタイヤに履き替えるという戦略が功を奏し、その後ライバルたちがピットインするなかで、アントニオは2つポジションを上げることができました。ランス・ストロールのクラッシュによりセーフティカーが導入されたところで、アントニオのマシンにハードタイヤを装着。その後、レースが終了に近づいたところで、マックス・フェルスタッペンがクラッシュし、赤旗が出されました。これにより各マシンは新品のソフトタイヤに履き替え、ラスト2周のスプリントレースを繰り広げることとなりました。

再スタートでは、キミが冷静な走りで11位から10位へとポジションを上げ、ポイントを勝ち取りました。一方、好ダッシュで順位を上げていたアントニオは、ターン2で遅れをとり、11位でチェッカーを受けました。厳しい結果となった土曜日の予選後、チームは素晴らしいリカバリーでペースを取り戻し、ポイント獲得に成功しました。決勝で見せたパフォーマンスは、サーキットならびに本社ヒンウィルのメンバー全員にとって、今後のレースに向けた自信に繋がりました。

アルファ ロメオ レーシング ORLEN代表 兼 ザウバー モータースポーツAG CEO フレデリック・ヴァスール:
「最初から最後まで2台のペースは良く、1ポイント獲得できたことは喜んでいいと思う。スタートは理想的なポジションではなかったが、チームの全員が良い仕事をしてくれたおかげで、最後までポイント争いに加わることができた。2レース連続でトップ10に入れたのは、クリーンなドライビングと、ポジション圏内を狙えるようにする戦略、そしてピットワークが良かったおかげだ。再スタート時には、どのチームもリスクを冒してポイントを狙いにくることが予想されたので、うまく切り抜ける必要があったが、最終的にポイント争いに勝ち残ることができた。今回のレースではコンスタントにトップテンを狙える位置にいることを改めて示せたが、まだやるべきことは残っている。ここ数戦の戦いはチームにとって大きな励みになっているし、この勢いを保ったまま突き進むつもりだ」
キミ・ライコネン(#7):
アルファ ロメオ レーシングORLEN C41(シャシー04/フェラーリ)
決勝:10位
ファステストラップ:1:45,601(43周目)
タイヤ:ミディアム(13周)-ハード(35周)-ソフト(3周)
「最後の2ラップまでは特別なことは起こらなかったので、ポイントを獲得できて良かったと思う。オーバーテイクが意外に難しく、前のマシンに追いつくのは割と簡単にできたが、それ以上のことはできなかった。赤旗後の再スタートでは集団の中にいて、もっと上を狙えたかもしれないが、最悪の結果に終わる可能性もあったので、ポイントをいただいておくべきだっただろう。結局のところ、これ以上の結果を得るのは難しかったと思う」
アントニオ・ジョヴィナッツィ(#99):
アルファ ロメオ レーシングORLEN C41(シャシー03/フェラーリ)
決勝:11位
ファステストラップ:1:45,575(44周目)
タイヤ:ソフト(2周)- ハード(32周)-ハード(14周)- ソフト(3周)
「スタートがうまくいき、序盤からポイント争いに加わることができた。ブレーキにちょっとした問題があり、このようなコースを戦うのは簡単なことではなかったけど、ペースはかなり良かった。早くにピットインしてライバルたちを抑え込むことができたけど、その後は赤旗が出るまでこれといった動きはなかった。再スタート後、1コーナーでいくつかポジションを上げられたが、2コーナーでリカルドと接触してしまい、マシンがアンチストール状態になってしまった。最後尾スタートからポイント獲得まであと一歩に迫ることができ、できるだけのことはやれたと思う。今日はいろいろなことが起こり、クレイジーなレースになってしまったけど、キミがポイントを獲得し、チームが2戦連続で入賞できたことは喜ぶべきだと思う」