PRESS RELEASE

2021年 フォーミュラ1 フランスGP 決勝レース

アルファ ロメオ レーシングORLENの連続ポイント獲得の目標は、フランスGPで途絶えてしまいました。チームにとって困難なレースとなり、最終的にアントニオ・ジョヴィナッツィが15位、キミ・ライコネンは17位でした。

モナコGPとアゼルバイジャンGPでは好成績を収めることができ、フランスGPでは予選でアントニオがQ3進出を逃したものの、差はわずか0.2秒以下だったため、チームはトップ10内でバトルできることを期待していました。決勝レースでは両ドライバーとも好スタートを切り、期待は膨らみましたが、実際は望むような展開にならず、戦略を競い合うチェスのような展開となりました。F1史でわずか10回目のリタイア車両が出なかった今回のレースで、チームは最終的にポイント獲得への道を切り開くことはできませんでした。

二歩前進し、一歩後退することになりましたが、挽回のチャンスはすぐにやって来ます。次週とその翌週にはオーストリア・シュピールベルクにて2週連続でレースが行われるので、そこでの復活に挑みます。

アルファ ロメオ レーシング ORLEN代表 兼 ザウバー モータースポーツAG CEO フレデリック・ヴァスール:
「直近2回のレースでポイントを獲得し、昨日の予選でも好調だったのに、今日はチームにとって難しい午後になってしまった。スタートではいくつかポジションを上げたが、残念ながら裏をかく作戦はうまくいかなかった。ハードタイヤでスタートしたが、集団に巻き込まれ、そこでかなり時間をロスしてしまった。レース後半では、ブルーフラッグに対応しなければならなかったため、ミディアムタイヤのポテンシャルを最大限に発揮することができず、順位を上げることができなかった。今回のことを教訓に、オーストリアでの2連続戦には強くなって挑むつもりだ」
キミ・ライコネン(#7):
アルファ ロメオ レーシングORLEN C41(シャシー04/フェラーリ)
決勝:17位
ファステストラップ:1:37,992(46周目)
タイヤ:ハード(33周)-ミディアム(19周)
「最近の好成績を再現できなかった理由を理解する必要があるだろう。スタートは良かったが、その後はタイヤマネージメントに苦労した。でもそれは誰もが同じだったと思う。今回のレースでは最近のようなスピードはなかった。ミディアムタイヤに履き替えてペースが上がったが、その時点ではだいぶ遅れをとっていて、ブルーフラッグで時間をロスしたこともあり、順位を上げることはできなかった。今回のレースを分析してオーストリアに向け、どのように改善するか考える必要があるだろう」
アントニオ・ジョヴィナッツィ(#99):
アルファ ロメオ レーシングORLEN C41(シャシー03/フェラーリ)
決勝:15位
ファステストラップ:1:38,702(36周目)
タイヤ:ハード(28周)- ミディアム(24周)
「ここ数戦とは違って、今日はポイントを獲得できるペースはなかった。昨日の予選のシングルラップは良かったので、今日は何が起こったのかを理解する必要があると思う。最初のスティントではハードタイヤに苦戦し、その後ミディアムタイヤでも十分に挽回できず、結局のところ簡単なレースではなかった。次のオーストリアでは、異なるコース、異なるコンディションなので、今回とは違ったいい結果となることを期待するよ」