PRESS RELEASE
2021年 フォーミュラ1 トルコGP 決勝レース
アルファ ロメオ レーシングORLENは、トルコGPで熱いレースを繰り広げました。アントニオ・ジョヴィナッツィとキミ・ライコネンは、後方グリッドからのスタートを強いられたものの、11位と12位までポジションを上げました。もしレースがあと1周長ければ、アントニオとキミは前を走るエステバン・オコンに追い付いていたことは間違いなく、ポイント獲得が目前に迫った、まさにあと一歩というレースでした。
困難な展開となった土曜日の予選により、16位と17位からスタートしたアントニオとキミでしたが、見事なスタートを決め、オープニングラップで12位と13位にまでポジションを上げました。なかでもターン8でミック・シューマッハの外側に回り込んだキミの大胆な走りは圧巻でした。
決勝では、両ドライバーともにインターミディエイトタイヤで長い距離を走り、ポジションを上げたあと第1スティントを無難にこなしました。一方、タイヤ交換の後、レース終盤では、両ドライバーともいいペースでリカルドとの差を縮めていき、残り1周で追い抜き、さらに前方のオコンに接近しました。しかし残念ながら、チェッカーフラッグを受ける前にポジションを上げることは叶いませんでした。
- アルファ ロメオ レーシング ORLEN代表 兼 ザウバー モータースポーツAG CEO フレデリック・ヴァスール:
- 「いいレースを繰り広げたと思う。ペースは良く、アントニオとキミは、リカルド、ラッセル、アロンソといったドライバーたちの前をキープした。昨日の予選は厳しかったが、決勝では2台とも良いスタートを切ることができ、ポイント獲得を目指した。決して楽なレースではなかったが、両ドライバーは冷静さを失わず、最終的にはトップ10に接近した。最終ラップでリカルドを追い越すことができたが、ポイント獲得に必要なオコンをオーバーテイクするにはあと1周足りなかった。11位と12位でレースを終えることになったのは悔しい思いだよ。2戦連続でのポイント獲得まであと少しに迫った今回の戦いを励みに、次戦のアメリカGPに臨みたいと思う」
- キミ・ライコネン(#7):
- アルファ ロメオ レーシングORLEN C41(シャシー04/フェラーリ)
- 決勝:12位
- ファステストラップ:1:32.586(50周目)
- インターミディエイト(37周)-インターミディエイト(20周)
- 「いいレースではあったが、結局のところ何も得ることができなかった。コンディションはまずまずで、レースを通してとても安定していてペースも良かった。でもタイヤに悩まされていたドライバーもいたなか、最後まで抜くには至らなかった。ポイント獲得に迫ったが、あと一歩のところでレースが終わってしまったんだ」
- アントニオ・ジョヴィナッツィ(#99):
- アルファ ロメオ レーシングORLEN C41(シャシー03/フェラーリ)
- 決勝:11位
- ファステストラップ:1:32.904(57周目)
- インターミディエイト(40周)-インターミディエイト(17周)
- 「あと1周あればポイントを獲得できるところまで来ていたので、本当に悔しいよ。昨日の予選が今ひとつでスタート位置が後方だったので困難な戦いを強いられたけど、レース自体は悪くなかった。ベストを尽くしたけど、残念ながらわずかな差でポイント獲得には至らなかった。ここ数戦はいいペースで走れているので、次のアメリカGPではポイント圏内に入れるように集中していきたいと思う」