PRESS RELEASE

2022年 フォーミュラ1 フランスGP 決勝レース

アルファ ロメオ F1 チーム ORLENのフランスGP決勝は、バルテリ・ボッタス選手が14位、周 冠宇(ジョウ・グアンユー)選手は技術的な問題でレースが中断されてしまう厳しい戦いとなりました。チームはサマーバケーション前の最後のレースとなる次週のハンガリーGPに向けて、立て直しを図ります。

フレデリック・ヴァスール(チーム代表):
「レース前には、まずまずのグリッドを獲得してポイントに繋げられると確信していたが、残念ながらそうはいかなかった。バルテリはラインアウトに苦しみ、前方のアクシデントのため回避行動を取らざるを得なかった。1周目を終えた時点で2台とも下位に沈んでしまい、そこからトップ10に挽回するのは非常に困難な状況だった。ジョウは、ストップした後、クリーンエアで走った時などペースは良かったが、挽回するには十分ではなかった。結局、1台はポイント圏外、もう1台はパワーユニットの問題で期待した結果にはならなかった。しかし、ハンガリーではすぐに挽回できるだろう。今日のレースをしっかり分析して、次に備えたい」
バルテリ・ボッタス (#77):
アルファ ロメオ F1 チーム ORLEN C42 (シャシー01/フェラーリ)
決勝:14位
ファステストラップ: 1:37.963 (52周目)
タイヤ:ハード(18周)- ハード(18周)- ミディアム(17周)
「本当に長いレースだった。汗はかいたが、何も得るものがなかったという感じだね。もちろん、どんなレースからでも何かを学ぶことはできる。だから、この週末はそういった学びを大切にしなければならないだろう。ミディアムタイヤへの変更で、マシンの状態はかなり良くなったけれど、レースのペースは期待したほど良くならなかった。次のブダペストで行うアップデートが助けになればと思うし、チームも懸命に取り組んでくれている。コンストラクターズタイトルで上位のチームと戦い続けるためにはもう少しパフォーマンスを上げる必要があるが、このチームならそれができると確信している」
周 冠宇(ジョウ・グアンユー)(# 24):
アルファ ロメオ F1 チーム ORLEN C42 (シャシー02/フェラーリ)
決勝: 16位
ファステストラップ: 1:39.368 (25周目)
タイヤ:ミディアム(9周)- ハード(13周)- ハード(25周 - DNF)
「終盤の10-15周でパワーユニットに問題が出て、何度か切り替えを試みたんだけど、結局問題を抱えたままレースを終えてしまった。今回は技術的な問題なので、ブダペストに向けてしっかり問題点を調べて、再発防止に努めたい。しかしそれ以外もレースは思うようにいかず、終始苦しい展開だった。ミック(・シューマッハ)との接触については、ターン11で僕はインを守り、彼はアウトを狙ったわけだけど、コーナーが狭くなった地点で僕にはそのポジションを守ることが出来なかった。結局そのせいでレースが台無しになってしまったのだから、こういう判断は難しいところだね。でもレースでは常にそういったことが起きるもの。これからもまだ連戦を控えているし、次に新たなチャンスが巡ってきた時、自身の力がしっかり発揮できるようにしたいと思う」