PRESS RELEASE
2022年 フォーミュラ1 メキシコGP 決勝レース
アルファ ロメオ F1 チーム ORLENは、バルテリ・ボッタス選手が10位、チームメイトの周 冠宇(ジョウ・グアンユー)選手が13位でフィニッシュし、貴重な1ポイントを獲得しました。今回もチームにとっては厳しいレースとなりましたが、最終的にポイントを獲得したことで、自身のコンストラクターズ・ランキング6位の座を死守し、下位との差を4ポイントまで広げることができました。
- フレデリック・ヴァスール(チーム代表):
- 「チャンピオンシップのライバルたちとの差を広げるためにも、この1ポイントには大きな価値がある。もちろん、6位でスタートし、週末を通して見せたペースが決勝でも出せれば、もっと上位を期待できるはずだったが、結局、レースは我々の思い通りにはいかなかった。最初のスティントでは、トップ3チームのすぐ後方まで追いかけるペースで走れていたんだが、バルテリはピットストップ後にハードタイヤを最大限に活用することができず、徐々に順位を落としてしまった。ジョウは今までとは異なる戦略をとっていたが、彼もレース後半は苦戦したようで、ピットストップ前の順位を挽回することはできなかった。今回のレース分析を通じて、今後どの部分を向上できるのか探っていきたい。その一方で、金曜日と土曜日に見せた速さをさらに積み重ね、シーズン最後の2週間を最大限に活かして、しっかり今年の仕事を終わらせることを目指していきたい。」
- バルテリ・ボッタス (#77):
- アルファ ロメオ F1 チーム ORLEN C42 (シャシー01/フェラーリ)
- 決勝:10位
- ファステストラップ: 1:23.363 (43周目)
- タイヤ: ミディアム(39周)- ハード(31周)
- 「このレースで1ポイントを獲得できたことは良いことだけど、実は今日はもっと期待していたんだ。第2スティントまではうまくいっていた。でも、ハードタイヤに履き替えたとき、どうしてもうまくいかなくなってしまった。タイヤの温度が上がらず、最後まで苦戦を強いられてしまったんだ。このハードはレース用タイヤとして使えると思っていたんだが、そうはいかなかった。最初のスティントまでは、周りのマシンと同じペースだったのにとても残念だ。でも少なくとも今日は何かを得ることができたし、チャンピオンシップでのアドバンテージを増やすことができた。」
- 周 冠宇(ジョウ・グアンユー)(# 24):
- アルファ ロメオ F1 チーム ORLEN C42 (シャシー03/フェラーリ)
- 決勝:13位
- ファステストラップ: 1:22.260(47周目)
- タイヤ: ミディアム(45周)- ソフト(25周)
- 「レース序盤はとても楽しくて、スティントの延長もうまくいっていたんだけど、ピットストップ後に団子状態のグループに巻き込まれて、そのせいでレース中に妥協せざるを得なかったんだ。このコースはもちろん簡単ではないし、ルーキーの僕にとっては慣れるまで最も大変なコースのひとつだった。バルテリがチームのためにポイントを獲得してくれたことはうれしかったし、僕のバトルもその一助になったと思っている。この週末は全体的に安定していたし、ステップアップもできた。でも、今シーズンをうまく締めくくるためには、レースでのパフォーマンスをさらに高めていく必要があると思う。」