PRESS RELEASE

2022年 フォーミュラ1 シンガポールGP 決勝レース

アルファ ロメオ F1 チーム ORLENのシンガポールGPでの戦いは厳しいものとなりました。ダンプからドライへとコンディションが変化する、この過酷な市街地サーキットのレースで、バルテリ・ボッタス選手は11位でフィニッシュとなりましたが、チームメイトの周 冠宇(ジョウ・グアンユー)選手は、ニコラス・ラティフィ選手(ウィリアムズ)との接触により早々に戦線離脱となってしまいました。厳しいレースでしたが、現在までに52ポイントを獲得しているアルファ ロメオ F1 チーム ORLENは、コンストラクターズ・ランキングで6位の座をキープしています。

フレデリック・ヴァスール(チーム代表):
「金曜日にいいペースを見せられたのにもかかわらず、厳しい週末になってしまった。路面がウエットだった昨日の予選では、14番手と15番手というポジションとなってしまい、そこから挽回するのは難しい状況で、特にダンプトラックの上ではなかなかうまくいかなかった。バルテリは可能な限りの力を出し切ったのだが、フェルスタッペン(レッドブル)の猛チャージで、ポイント圏外となってしまった。我々はソフトタイヤで彼に戦うチャンスを与えようとしたのだが、結局それもトップ10入りを果たすには十分な策ではなかった。ただ、ドライでのペースは問題なかったので、次の鈴鹿に向けて、これからいくつかのアップデートを施し、パフォーマンスを向上させて行く予定だ。我々は、ランキング6位をキープするために戦い続ける」
バルテリ・ボッタス (#77):
アルファ ロメオ F1 チーム ORLEN C42 (シャシー01/フェラーリ)
決勝:11位
ファステストラップ: 1:51.864 (52周目)
タイヤ: インター(33周)- ソフト(26周)
「今日のスタート位置を考えれば、おそらくできる限りのことはやったと思っている。もちろん、ポイント獲得まであと一歩というところでレースを終えたことは悔しいが、少なくともミスを避けてコースをキープすることはできた。終盤になるとソフトタイヤが減ってきて、ガスリー(アルファタウリ)との差を縮められなかったけど、第2スティントでソフトタイヤを使ってみたのは正解だったと思う。他のコンパウンドでは、これ以上の結果は得られなかっただろう。金曜日にはいいペースを見せられたし、日本に行くまでにはいくつかのアップグレードができる予定だよ。マシンは、ドライコンディションでの状態がどんどん良くなっているので、鈴鹿で天気に恵まれれば、大きく挽回できると思う」
周 冠宇(ジョウ・グアンユー)(# 24):
アルファ ロメオ F1 チーム ORLEN C42 (シャシー03/フェラーリ)
決勝:DNF
ファステストラップ: 2:05.556 (5周目)
タイヤ: インター(6周)
「このようなクラッシュでレースを終えるのは残念だね。第4コーナーでラティフィと横並びになったとき、彼が間合いを詰めてきて、僕を壁際に押し込んでしまったんだ。この事故で受けたサスペンションのダメージは致命的で、結局ラティフィはペナルティを受けたけど、それは僕らにとってはあまり関係がないことだ。今回、ペースもそこそこ良かったのにも関わらず、僕らが望んでいたような結果ではなかったことは本当に悔しい。今日のことは忘れて、鈴鹿での戦いに集中しようと思う」